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お中元

夏のギフト:お中元のマナーとおすすめ商品

2023.03.17

お中元は、日本の文化に根付いた贈り物のひとつであり、夏になると多くの人々が気にされるかと思います。
しかし、正しいマナーや選び方について悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事ではお中元の基礎知識や、贈り物の選び方など、豆知識をまとめて紹介します。

お中元とお歳暮の違い

・お中元
お中元は、夏のご挨拶であり、日ごろお世話になった方々に感謝の気持ちを込めて贈るものです。元々は道教の習俗の1つで、旧暦7月15日に行われる祭りに由来します。この祭りには仏教の盂蘭盆会 (うらぼんえ) も混ざり、祖先の霊を供養する日とされています。江戸時代以降、中元は盆の礼として親類や恩人に贈り物をする習慣へと発展し、現在に至ります。

また、夏の暑い季節に元気づける意味が込められているため、ジュースやビールなど冷やしていただくと美味しい贈り物が選ばれることが多くなります。夏の風物詩といえるそうめんや、メロンやマンゴなどのフルーツも定番の商品となっています。

サンレイシアジュース-8本入り

・お歳暮
一方、お歳暮は、年末のご挨拶であり、1年間お世話になった方々に感謝の気持ちを込めて贈るものです。江戸時代には、毎年2回の盆と年末に、商人が取引先に贈り物を持参して、日ごろの感謝を伝える習慣がありました。商習慣と結びつき、現在のお中元・お歳暮の形が定着したとされています。

なお、お歳暮は冬の寒さをしのぐための美味しい食べ物が人気です。鍋料理にぴったりの蟹や河豚などの海産物や、お正月に大人数で食べることができる肉類やハムなどが人気です。また、贈り物の定番となるジュースやビール、フルーツはお歳暮としても人気の商品です。

A5ランク松阪牛サーロインしゃぶしゃぶ用-600g

お中元を贈る時期

お中元を贈る適切なタイミングは、東日本では7月上旬から15日まで、西日本では7月中旬から8月15日までが一般的です。また、この期間を過ぎた場合でも、表書きを立秋 (8月8日または9日) まで「暑中御見舞」、立秋以降は「残暑御見舞」と変更することで、失礼を避けることができます。目上の方への贈り物の場合、それぞれ「暑中御伺い」「残暑御伺い」と表記します。中元は、7月上旬から8月15日頃までですが、立秋を過ぎた場合は、「残暑御見舞」「残暑御伺い」として贈りましょう。

お中元の適切な相場

贈り相手に日ごろの感謝を伝えることから、相手に喜んでもらえることが大切なお中元ですが、金額については注意が必要です。一般的には、3,000~5,000円程度のものが適切とされています。もちろん、特別な人には10,000円以上のものを贈ることもありますが、相手に負担をかけてしまうことも考えられます。贈り先との関係や状況に合わせて、贈り物の金額を決めることが大切です。

お中元を贈る際に気を付けたいこと

お歳暮やお中元の贈り物を選ぶ際、相手の好みや家族構成を事前に把握することは非常に重要です。例えば、お酒が飲めない方にはビールなどのアルコール類を贈ってしまったり、コーヒーが苦手な方にコーヒーセットを贈ってしまったりといったことが起きないように、慎重に確認してから選ぶようにしましょう。

相手の予定を確認して贈る日時を調整することや、忙しい相手には賞味期限の長い食品を選ぶことが必要です。これらの心遣いがあると、相手に好印象を与えることができます。お中元とお歳暮には違いがありますが、贈り方に関する配慮はどちらにも共通しています。

お中元は、直接手渡しして感謝の気持ちを伝えるのが一般的でしたが、取引先の企業宛や遠方にいる家族や親戚に贈ることが増えています。デパートやWebサイト (オンラインショップ) などで購入し、配送してもらうことが一般的になっています。Webサイト (オンラインショップ) を利用した場合には、のしや送り状の書き方に悩む必要がなく、手軽な点がおすすめです。

* のし掛けや包装について、こちらのページをご覧ください。